「私は温泉旅館に枕芸者として売られた」悲劇の女性の涙の訴え

枕芸者画像

 何の変哲もないOLだった慶子さんの人生を大きく狂わせたのは、自称フリープログラマーを名乗る男との出会いだった。

「一生懸命働いて絶対にお前を幸せにする。結婚の記念にささやかに温泉旅行でもしよう」

 結婚を間近に控えて訪れた群馬県の寂れた温泉街。結婚の前祝いとしては地味だが、それでも彼女は小さな幸せを覚えたという。しかしその翌日、慶子さんが目覚めると男の姿はなく、仲居に尋ねると女将が現れた。

「可哀想だけどアンタはあの男の借金のカタに、ウチに400万円で売られたんだよ。ほら、これがその借用書さ!」

 プログラマーと言えば聞こえはいいが、その実、男は無職同然で、彼女に黙って預金を引き出すのみならず、在宅トレードで出した損害を取り戻すために彼女の保険証、住民票を使用して非合法なヤミ金から数百万円もの大金を借り入れていたのだ。この日から慶子さんの地獄の日々が始まった。

 慶子さんが聞いた女将の話によれば、恐らく男の借金は200万円程度だが、枕芸者の高齢化で若い女が重宝される裏事情と、ヤミ金業者お得意の手数料が上乗せされての400万円。あくまでも慶子さんは借金の担保として、住居と仕事の世話を兼ねて旅館で預かっているだけで、監禁拘束や不当に仕事の斡旋をしているわけではないとのこと。半分の取り分で借金返済をしようが、先輩芸者のようにブランドものを買い漁っても構わないと言われたそうだ。

「バックマージンは折半。ショートが3万、ロングは6万です。下手な風俗で働くより、よっぽど稼ぎがいいから…」

 いつ出られるとも知れない外の世界を淀んだ瞳で見つめながら語った慶子さん。決して諦めないで欲しい。