地方ソープの元店長が語る 風俗営業の過酷な裏事情

ソープ街

「地方ソープの雇われ社長や店長を5年もやれば一軒家なんかすぐに建てられたというのは昔の話。昔は客が来れば深夜2時や3時にも客を入れ、翌日は日の出から営業してカウンター下のミカン箱が金庫代わり。オーナーがほとんど店には顔を出さないことをいいことに、店長はオーナーの目を盗んで売り上げをごまかすのは日常茶飯事でしたね」

 そう語るのはソープの雇われ店長をやっていた42歳のNさん。

 女に客をつけるかどうかも店長の胸先ひとつ。昔は風俗誌もネットも無かったため、客がどうしても指名したい場合は、店長に何がしのチップを渡して、ナシをつけて貰うのが常識だったという。

当時は今と違ってお客は写真を見てから指名するというシステムではなく、あくまで先着順。店長がお気に入りの女は客をとれるが、店長のご機嫌をとれない女はいつまで経っても客をつけてもらえない。

そのため店長の言葉は絶対だったそうだ。

「おかげで風俗嬢から店長への袖の下は当たり前。まさにやりたい放題が店長の特権でした。さらにボーイたちも自分が将来店長になれば同じことが出来ると思っていたため、不満があっても見て見ぬ振り。当時ボーイだった自分もいつか店長になることを夢見て頑張っていました」

 ところが彼が店長になるのと同時に搾取の時代は終わり、会社組織になったため、風俗従業員は飼い殺しか使い捨てというのが現状に。

途中3時間の休憩があるものの、10時から24時の14時間労働で休日は月に2日だけ。それでも耐え忍んでいたものの、身体を壊してしまい田舎に帰ることになってしまったそうだ。

「15年勤めても退職金はゼロ。風俗店も今はほとんど会社組織になってるけど、従業員の実態は辛いことばかりですよ。あまり他の人には薦められない仕事ですね」